今週はローマ9章から、神の「選び」と「あわれみ」のタイムラインをたどります。パウロは、イスラエル(ユダヤ人)の救いを涙ながらに願いつつ、救いは血統や行いではなく、神の約束とあわれみによって与えられると語ります。アブラハム—イサク—ヤコブの系譜が示すのは、歴史を動かすのは人の努力ではなく神の主権的な恵みだということ。だから神の選びは“不公平”ではなく、本来さばかれて当然の私たちに向けられた一方的な憐れみです。結論はシンプル——ユダヤ人でも異邦人でも、救いは信仰によって(行いではなく)与えられる。今日、儀式やプライドに寄りかかる信仰から離れ、十字架の恵みに感謝して生きる一週間を始めましょう。